HDUSとFriioは窓から投げ捨てたと書きましたが、嘘です。まだ持っています。
熊本の実家は、48MbpsのADSLです。
熊本でもさらに田舎の町なので、光なんてまだ来てません。
[A]DSLなので、上り方向の転送は48Mbpsよりももっと遅いのです。
米国へFTP転送すると、だいたい92~93k byte/secの速度でダウンロードできています。
この速度だと、24時間で受け取れるファイルサイズは8GB程度です。
前にも書いたとおり、一時間番組だと6GBほどのファイルサイズです。
よって、1日かかって1時間ちょっとの番組しか送れません。
紅白を全てダウンロードするのに、3日ちょっとかかりました。
当たり前ですが、地デジは熊本のテレビ局だけしか録画できません。
妻は熊本のローカルCMを見て「わけわからん」と笑っています。
私が見たい番組は、別に大橋未歩が好きだからというわけではありませんが、ほとんどテレビ東京の番組です。
長く住んでいた関西の番組も見たいし、まだまだ満足できる環境ではありませんでした。
2台目を妻の実家である京都市内に設置する計画を開始しました。
京都だとテレビ大阪もなんとか視聴できます。
チューナーには残っているHDUSを使えます。
Friioは日本での実験中に何度もおかしくなったので、実用には耐えないと判断しました。
HDUSのほうがややマシでした。
HDUSを使う前提なので、設置するPCはUSBさえ付いていればラップトップでもいいし、小さな据え置き型でもOKです。
ちょうどクリスマスセールで、HPのMediaSmart Serverが200ドルちょっとと、おそろしいくらいの安値で売っているのを見つけました。
MediaSmart Serverならばハードウェアの信頼性も高いでしょうし、USBも付いている、中身は慣れたWHSが入ったPCです。
1台目と同じような構成で、チューナーだけHDUSにして、来日のときに京都の実家にこの録画サーバーを設置してきました。
ところが、HP MediaSmart Serverは一筋縄には動いてくれませんでした。
まず、初期状態がWHSのデフォルトではないのです。
HPによるカスタマイズが山ほど入っており、これがいろいろと不都合を引き起こしました。
残念なことに京都で作業できる2日以内に全てを設定完了できませんでした。
HPに言わせれば、お前の使い方が特殊すぎるからだ!と言われるでしょう。
まずはReal VNCです。
ファイヤウォールの設定を変えようが、どうしても接続できません。
MediaSmart Serverは半田ごて持って改造しない限りモニタがつながらないので、VNCかリモートデスクトップで接続しないと操作ができないのです。
そのため、全ての設定作業はリモートデスクトップを使って行ないます。
よって、B-CASカードリーダーの設定も、ファイルのアクセス権を変えることもままなりません。
結局、カードリーダーの設置は諦めました。
ダウンロード後に、Multi2Decというフリーソフトを使って暗号化を解除する方法にします。
VNCも時間切れです。
こんな状態で2号機が稼動開始しました。
さすが光接続、ダウンロードは最高で360kbyte/secの速度が出ます。
これは熊本の4倍、すなわち、24時間かけると4時間以上の番組が取れる速度です。
これで、熊本でやってない多数の番組を見ることができます。
とても幸せな気分になり、ようやく快適な録画環境が手に入ったと喜びました。
つづく
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